今年のNHK大河ドラマ、八重の桜は、江戸末期の会津藩が舞台だが、
戊辰戦争に敗れたその会津藩士達の墓が、
新潟県上越市、金谷山の麓にある。
上越市は、当時、高田藩。
戊辰戦争終結後、
降伏した会津藩士1,742名は、高田藩に預けられた。
高田藩内には旧幕府側に対する同情が強く、
会津藩士についても新政府からの給費がご
く僅かであったため、
藩庫から多くの金穀を補填し
彼らを手厚く待遇した。
高田には多くの寺が存在するが(寺町という)
多くの会津藩士たちは、そこに預けられた。
傷を負っていたものも多く、
寒さのために、亡くなったものも
多かった。
死亡した会津藩士の墓地は「会津墓地」と呼ばれる。
今も有志の手に
よって守られている。
立札の田村氏は、上越市の眼科医であり、生き延びた会津藩士の子孫である。